敷地外観と沿線道路
（一社）京都府建築士会
「京都だより」2018年4月号
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交通量の多い道路沿線に精密金属部品製造工場を新築する際に、その直下と駐車場に、振動対策としてWIB工法が採用された。対策後、振動が1/5～1/4に低減した。
当事例は、一般社団法人京都府建築士会会報「京都だより」2018年4月号（右下写真）にて紹介された。
以下は、同会会長であり、当事例の工場の設計会社の専務（当時）でもある方から戴いたお声（同誌記事より抜粋）である。
「依頼社の社長様は、以前に弊社で設計監理をさせていただいた工場の出来栄えに満足し、今回の増築をお願いしたといわれました。
以前の経験から砂の杭による連壁を検討したのですが、振動の回折が避けられないという構造設計者の意見が多い。この設計者からWIB工法を提唱している竹宮さんを紹介され、早速お話を伺いました。
建築が完成し内部でも振動はかなり少なく、設計者として満足できるものでしたが、振り返ると、建築設計者として、計画当初から振動回避の提案ができず、依頼に応じての対応であった点は反省点です。一方、このような振動を吸収する工法を開発し、実現されている方がいらっしゃることは驚きでした。」
