住宅にも、施設、道路にも利用できるWIB工法
WIB工法(Wave Impeding Barrier)とは、地中の所要深さに、地盤改良杭による剛性の高い版状あるいは壁状のセル形式構造体(WIB工)を構築して、道路交通、鉄道、建設工事、工場、イヴェント等の環境振動や、地震時の構造物への地震作用力を低減する地盤振動対策工法です。
減振予測理論により、目標減振値を達成する設計(性能設計)を行います。費用対効果につながります。
本工法は、地盤振動波の伝播を抑制遮断する置き換え土(免振層)と、吸収遮断するセル構造体(制振層)で構成されます。免振効果と制振効果の総和で、減振目標を達成します。軟弱地盤では、セル壁と周辺地盤の剛性比が大きくなるので減振性能が高くなります。減振動の方向については、水平方向振動も鉛直方向振動とほぼ同程度の性能が実績で認められるので、適用範囲が広がります。対象波長により免振効果のロスが予測される場合は、制振効果が目標とする減振量を満足するように設計します。
またWIB工法は、軟弱地盤の地耐力を増強し、建物の沈下や液状化も防止します。
「振動対策」(振動環境の改善と地震動の低減)と「液状化対策」および「不同沈下対策」の効果を同時に発揮するので、地盤改良コストをトータルで低く抑えます。
商標登録:「WIB工法」第 3290486号
技術審査証明:技審証 第202204号「WIB工法 -振動対策工法-」
「平成23年度文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)」
「平成16年度地盤工学会研究業績賞」
「平成7年度土木学会論文賞」
NETIS登録:KT-980640-A 「WIB工法」
KT-150072-A 「WIB工法(振動対策)」