WIB工法 振動対策・液状化対策・不同沈下対策

お客様の声

世田谷区立中学の解体工事現場の振動対策(R05.03業務完了 東京都)

減振効果の数値的議論ができた R5.2.27@Tokyo

世田谷区 施設営繕担当部 施設営繕第一課 整備担当係長 高源 正俊 様
世田谷区
施設営繕担当部 施設営繕第一課
整備担当係長
高源 正俊 様
世田谷区

この度、世田谷区立八幡中学校の解体工事現場にて、E&Dテクノデザイン㈱は振動対策をさせていただきました。振動対策後、本工事を統括された世田谷区施設営繕担当部の高源正俊様にお話を伺いました。

Q1:振動対策をされることになった経緯を教えてください。
A1当該地は地盤が悪く、バスが通っても揺れるような地盤です。以前の工事でも工事振動が問題になった経緯がありました。今回の解体工事でも、工事前から近隣住民の方々からも懸念の声があり、教育委員会とも話し合いました結果、「何も振動対策をしないのは良くない」とのことで今回振動対策を行うことになりました。

Q2:振動対策としてWIB工法が選ばれた理由は何でしょうか?
A2:E&Dテクノデザイン㈱の公共での実績として、官公庁の建設工事現場での振動対策があり(当該振動対策実績)、今回の解体工事でも対応ができそうと考えたからです。

インタビュー1
インタビューには同じく施設営繕担当部の井上様にもご参加いただきました。

Q3:振動対策後のご感想をお聞かせください。
A3:振動に対するご意見がゼロであったわけではありませんが、振動対策(WIB工)を施工した所に近い住宅からのご意見は少なかったです。比較的多くのご意見があったのは、WIB工から少し離れた、盛土で造成された場所にある住宅からでした。振動対策により振動が無くなるわけではないことは、近隣住民の方々には事前にご説明しておりました。

Q4:振動対策後、気になる点、問題点などはございましたでしょうか?
A4:対策後に実施した家屋調査では、解体工事の振動による家屋への影響(擁壁のひび割れや家屋の傾きなど)は特に出ていないこと、確認しております。

Q5:他の工法に比べてよかった点はありますか?
A5:振動対策をする前に、 コンピュータ・シミュレーションを通して、減振効果について数値的な議論ができたことがよかったと思います。

感謝
本プロジェクトにて、1年半近く皆様にはお世話になりました。誠にありがとうございました。

Q6:今後、WIB工法もしくは弊社E&Dテクノデザインに期待される点は何でしょうか。
A6:対策後の振動計測で、より広範囲で評価ができるともっと良かったです。また、振動計測の結果は、例えば「振動対策により震度2相当の揺れが震度1になる」といった説明のように、より誰でもわかる説明であれば、近隣住民の方々にも説明がしやすいと思いました。

※今後、広範囲で迅速な測定が可能な無線振動計測機をE&Dテクノデザイン㈱は導入予定です。