業務実績

事業所・施設への振動対策

近隣への工事振動を最小限にする取り組み

世田谷区立中学の解体工事現場の振動対策(R05.03業務完了 東京都)

解体工事現場
解体工事現場
施工場所
東京都
発注者
世田谷区様
施工者
伊田テクノス㈱
対策内容
対策時期
(年月)
実施工期間
(日)
施工面積
(㎡)
総施工長
(m)
費用
(円/㎡)
2022.11
27
218
3,873
189,862
※消費税は含まない。㎡当たりの費用は、対策深度によって物件ごとに変化します。

WIB設計WIB出来形打設状況
WIB設計WIB出来形打設状況

加速度波形振動レベル居住性能評価
加速度波形
解体作業時の民家における加速度振幅は1/2程度となった。
振動レベル
水平方向で約8dB(60%減)、鉛直方向で約4dB(35%減)の減振効果が得られた。
居住性能評価
WIB工を施工した場所では卓越周波数10Hzの振動が低減し、居住性が改善された。

振動源
建物解体工事振動
世田谷区立中学校校舎の解体工事現場において、解体作業による周辺民家への振動影響が懸念された。
保全対象
周辺民家
他の工事でも揺れたことがあり、解体工事着手に際しては細心の注意が必要であった。そこで、住宅地への工事振動を軽減させるために振動対策が検討された。その振動対策としてWIB工法が採用され、校舎と民家の間のスペースにWIB工を施工した。
対策工
壁状WIB工(ハニカムセル型)
対象地の振動シミュレーションを実施し、減振目標の達成に適切な対策規模(対策幅、対策深度等)を決定した。WIB工の形状は、狭隘な場所でも対応可能な壁状WIB工を採用した。
施工位置
振動伝播経路
解体現場と民家の間約5mのスペースなどに、壁状WIB工を施工した。
対策効果
WIB工の施工後に振動計測を実施し、WIB工の減振効果を確認した。WIB工のない場所とある場所の振動を比較した結果、解体作業による振動が従来の40%~65%に低減していることが確認できた。