住宅への振動対策
将来の道路拡幅を見据えた住環境へ
物流センター付近の戸建住宅の道路交通振動対策(R02.04 岡山県)
- 施工場所
- 岡山県
- 発注者
- ㈱三友土質エンジニアリング
対策内容
対策時期
(年月)
実施工期間
(日)
施工面積
(㎡)
総施工長
(m)
費用※
(万円)
2020.04
6
126
383
366
※消費税及び支持杭相当分は含まない
戸建住宅は物流センターの近くに位置しており、前面道路には一日中大型車両の往来がある。戸建住宅の地盤上の鉛直方向の振動※レベル。対策後に人体感覚閾値を下回る環境が作り出されていることが分かる。また、結果では予想を上回る減振効果を得た。
※交通振動に特徴的で、一般には建物での抑制が難しい。
- 振動源
- 道路交通振動
現場は物流センターに近く、前面道路には多数の大型車が24時間頻繁に通る。これらの交通振動が、新築戸建住宅の住環境に影響することが懸念された。
- 保全対象
- 物流センター付近の戸建住宅
- 対策工
- 版状WIB工(ハニカムセル型)
- 施工位置
- 受振側直下
戸建住宅の直下に対策工を施工した。
- 対策効果
- 振動レベルで平均5dBの減振(元の振動の約55%)を達成し、限られた予算の中で予想を上回る減振効果を得られた。この前面道路は将来拡幅が予定されているが、その影響も今の段階から考慮し、将来的にも快適に安心して住める地盤となった。