業務実績

振動シミュレーション予測

コンピューター・シミュレーションによる振動予測

杭打ち工事の事前振動シミュレーション(R02.01)

振動源周辺
振動源周辺
発注者
某建設コンサルタント様
解析内容
解析時期
(年月)
費用
(万円)
2020.01
177
※消費税は含まない、5測線分の解析料金

工事イメージ解析用測線解析地盤モデル
工事イメージ解析用測線解析地盤モデル

振動加速度分布振動レベル距離減衰
振動加速度分布振動レベル距離減衰
打ち始め時に加振点から50m程度の範囲まではある程度の振動応答はみられるが、打ち進むにつれて応答は低下。工事時の振動規制値(75dB)超過は加振源より15m以内、人体感覚閾値(55dB)超過は40m以内の範囲内まで。いずれも打ち始め時の鉛直振動のみに限られる。

振動源
バイブロハンマーによる杭打ち振動
河川の樋門工事用の仮設構台の構築時に、バイブロハンマーを用いて杭橋脚を施工する。その際の周辺住宅や周辺商業施設への振動影響を、2次元有限要素法(2DFEM)を用いてシミュレーション解析することで評価する。発注者様は、この結果を基にして、工事前に周辺住民や周辺商業施設主へ振動影響の説明を行った。
解析内容
樋門周辺の住宅地等への振動影響評価
工事箇所周辺の住宅地や商業施設に向けて測線を定め、現地のボーリング調査データを基に各測線の地盤物性値を設定する。この地盤モデルを解析用にメッシュ化し、杭打ち箇所を加振点として振動応答を解析する。
解析結果
住宅地や商業施設への振動影響は、ごく一部範囲を除きほとんどみられない結果となった。ただし、加振源に近接する住宅地で打ち始め時に多少の振動影響がみられる。