事業所・施設への振動対策
嫌振機器が正常に稼働する静穏な環境へ
嫌振機器を有する工場の振動対策(R03.03 近畿)
- 施工場所
- 近畿
- 発注者
- 某会社様
対策内容
対策時期
(年)
費用※
(万円/㎡)
2021.03
5.0
※消費税は含まない、事前事後計測費用を含む
振動対策イメージ振動源(イメージ)
加速度時刻歴(嫌振機器付近)振動レベル微振動評価(嫌振機器付近)
- 振動源
- 工場構内道路からの振動
製造工場新設に際し、構内道路からの発生振動による製造工場への振動影響が懸念された。振動対策としてWIB工法が採用され、微振動を対象とした対策設計を行った。
- 保全対象
- 新設製造工場
工場内では、嫌振機器が稼働予定で、静穏な環境が求められる。
- 対策工
- 版状WIB工(ハニカムセル型)
振動計測の結果に基づいて減振対象周波数を定め、振動シミュレーション解析により適切なWIB工の諸元を決定した。WIB工の杭配置はハニカムセル構造を基準として、他の埋設物との干渉を避けた設計とした。
- 施工位置
- 受振側直下
工場直下に対策工を施工した。
- 対策効果
- 対策後は体感振動が従来の1/7~1/5まで低減した。製造工場への振動伝播が軽減され、嫌振機器が正常に稼働する環境となった。