液状化対策としてのWIB工法の効果を検証するために行った実験をご紹介します。
当ページの代表実績で紹介している事例のフィールド実験の状況がNHKニュース岡山版で公開されました。同番組内で「WIB工法」が液状化対策の技術として紹介されました。
また、2011年に発生した東日本大震災の2ヶ月後にも同番組内で「WIB工法」が紹介されています。
液状化対策としてのWIB工法の性能を検証するために、東京電機大学の安田進教授のご協力の下で振動台を用いて実験を行いました。
以下の写真1~4に示す装置を用いて検証実験を実施しました。
振動台(写真1)上にせん断土層(写真2)を置きます。
無対策時はせん断土層の上にそのまま家屋の模型(写真3)を置きます。
WIB対策時はせん断土層の中にハニカムセルと支柱(写真4)を入れ、その上に家屋の模型を置きます。
これらの配置を図1および図2に示します。
表1のパターンで順次振動実験を行います。
パターンごとの実験結果を図3および図4に示します。
いずれの振動パターンも、WIB工(ハニカムセル)の外側では高い水圧を示しています。それに対し、WIB工の内側では対策時に水圧の上昇が抑えられ、なおかつWIB工の高さ(長さ)が増すことでより水圧の上昇が抑えられます。
これらの実験状況を以下の動画に示します。