WIB工法について

他工法との比較

WIB工法と他の地盤振動対策工法を比較した一覧表です。

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工法概要 概略図 品質・出来形 減振効果
WIB工法(振動対策)
高剛性のセル版状または壁状地中構造体(WIB工)により、振動波を伝わりにくくし、かつ散乱・封じ込めを行うことで、振動を低減する工法
液状化対策にも有効性がある
2次元、2.5次元 3次元理論に基づく性能設計ができる。 振動源、受振側、振動伝播経路上の対策が可能である。 低周波振動に対して、5dB~15dB超の減振量が、施工範囲及び広い離隔範囲で性能設計で実現できる。
空溝工法
波動遮断溝により振動を遮断する減振工法 波動の反射・透過理論に基づく設計。振動波の回折現象により減振効果にロスが生じる。 波動遮断溝背面近傍では10dBの効果が得られる場合もあるが、波動遮断溝から離れると効果が減少するので、一般的に5dB程度までである。
連続地中壁工法
柱状式連続地球壁により防振壁を生成して振動を反射遮断する減振工法 一次元波動伝播理論に基づく設計。振動波の回折現象により減振効果にロスが生じる。 防振壁背面近傍では10dBの効果が得られる場合もあるが、防振壁から離れると効果が減少するので、一般的に5dB程度までである。
鋼矢板工法
鋼矢板を連結させて防振壁を生成して振動を反射遮断する減振工法 一次元波動伝播理論に基づく設計。振動波の回折現象により減振効果にロスが生じる。 防振壁背面近傍では10dBの効果が得られる場合もあるが、防振壁から離れると効果が減少するので、一般的に5dB程度までである。
制振ソルパック工法
土のう積層体により内部エネルギーを吸収させる減振工法 設計理論が経験的である。 軟弱地盤では不適(沈下や不陸が生じる)。 高周波数帯域で3~5dBの低減がある場合もある。20Hz以下の振動帯域では、低減効果が少ない。
D-BOX工法
土砂中詰め大型袋体により内部エネル ギーを吸収させる減振工法 設計理論が経験的である。 軟弱地盤では不適(沈下や不陸が生じる)。 高周波数帯域で3~5dBの低減がある場合もある。20Hz以下の振動帯域では、低減効果が少ない。
廃タイヤ防振工法
廃タイヤを連結して積み重ね柱状列にして振動を吸収する減振工法 一次元波動伝播理論に基づく設計。振動波の回折現象により、減振効果にロスが生じる。側方土圧に対する安定性の確保と、地表面の安定対策工が必要。 支持層が浅い場合、防振壁直背面では10dBの効果が得られる場合もあるが、防振壁から離れると効果が減少する。